旅行知識

ありえない!タイのタクシーには気をつけろ!微笑みの国の交通の実態と交渉術

タイで最も使われる移動手段はタクシーだが・・・

さて、タイ旅行に行く際に気になるのは市内の移動手段ですよね。
一応、スワンナプーム空港もドンムアン空港も電車が走っていますけど時間がかかりすぎるため、ほとんどの方はタクシーを使う羽目になると思います。

まずはどのぐらい違ってくるのかを説明しておきますね。

目的地によって違うかもしれませんので事前にGoogleマップなどで調べてみてほしいのですが、空港から目的地までの時間を確認してみてください。

ちょっとドンムアン空港からタイの日本国大使館までで計算してみましょうか。

電車と車、どっちが早いか。日本であれば電車の方が早そうなイメージがありますけど
実際はこちら

電車・・・最短で1時間22分
車・・・最短で30分

いや、なんでそんなに違うんだよww

市内には鉄道が通っていないポイントも多く、バスはどこに行くか分かり伝い・・・そうなるとタクシー移動が基本になってしまうわけです。

タクシーの見分け方

タイのタクシーの色は様々なパターンがありますけど、多いのは黄色、黄色と緑、ピンクの3パターンです。
色による違いはほとんどなく、料金はどれも一緒です。

注意点としては、空港に停まっているタクシーは空港使用料で+50バーツぐらい請求されます。正直、はじめてタイ旅行をするのであればこれに乗るしかないと思います。
宿泊するホテルによっては送迎サービスをしてくれるところも多いので、そちらが利用できるならそうしてください。
慣れている方だと、空港から少し歩いて大きな通りまで出て、タクシーを自分で捕まえるというやり方もされるんでしょうけど、下手するとタクシーを捕まえるのに1時間近くかかることもあります。
50バーツ、日本円で175円ぐらいですから、払ってしまった方が楽です。

また、バンタイプのタクシーは割高になりますから、車の形状はちゃんと見ておきましょう。

ドンムアン空港、スワンナプーム空港からバンコクの中心地に行くのであれば、だいたい運賃で200~250バーツ、有料道路料金で70バーツ程度、空港使用料で50バーツとすると、だいたい400バーツ程度で移動できるかと思います。

乗れるタクシー乗れないタクシー?

空港以外ではタクシーを自分で捕まえる必要があります。
親指を突き立てて立っていればOKです。

ところがどのタクシーがすでに客を運んでいて、どのタクシーが空いているのかがわからない!なんて事になってしまいがちです。

で、その見分け方なんですが

前面右側に電光表示板みたいなものがあります。
これで空いているのかどうかが表示されているわけです。

しかし・・・読めない。

という方のための見分け方説明です。

この表示が、、またはである時は乗ることが可能です。
すでに乗客している人がいる場合、表示が消されることになります。
タクシーによっては白い文字列が表示されていることがありますが、これもすでに乗車できない状況にあります。

 

 

タクシー乗車拒否は当たり前!?渋滞を毛嫌いする運転手が過半数

ようやくタクシーを捕まえても、目的地を告げただけで乗車拒否されるパターンは非常に多いです。
これは旅行客だからというわけではなく、その場所は今の時間渋滞しているから行きたくない。と言っているわけです。

日本だとよっぽどの事じゃない限りあり得ないと思うんですが、タイではそれが普通です。実際現地のタイ人でも乗車拒否されるのが当たり前。そういうものだと思ってください。

注意点としては、向かう方向に対して反対側の車線にいる場合も拒否されるパターンとしては多いです。
タイは道路のつくりとして転回や右左折が難しく、例えば歩けば50mぐらいの目の前に見ている車線の反対側に回るだけでも3~5km走る羽目になることが普通にあります。タイの車は基本的にまっすぐしか走れません。
した道なんてものもほとんどありません。小さな道はそのほとんどが行き止まりになっていますから・・・

運転手と料金バトル

タクシーを呼び止めて行き先を告げたら、突然金額を提示されることがあります。

「そこまでなら400バーツだな」とか。

しかも結構な頻度でこういう人にあたります。

タクシードライバーは観光客と現地の人を見分けて値段を提示してきます。観光客からは高い金額を取ってしまおうという魂胆ですね。
タイのタクシードライバーの悪い部分です。

だいたい250バーツ程度で済むはずの料金のところを、400~500バーツほど請求するのがそういう人たちの毎回のパターンです。
かなりイラッときますけど、そういう風習のある文化なのだと割り切ってくださいw

対応としては、言い値ではなくメーターを動かすように指示するというのがベストなんでしょうけど、まあ結局は乗れずじまい。乗車を見送って終わるのが普通でしょうね。

かと言っても、タクシーが捕まえにくい場所というものが市内のいたるところにあります。

どうしても捕まらない場合は、言い値から50~100バーツほど低い金額を提示して、それ以上は出さない!という事を言い続ければだいたいのドライバーは折れてきます。普通よりそれでも高いわけですからw

どのタクシーを捕まえても乗車拒否される場合、そのように対応するしかないのが実際のところでしょうね。

え?タイのタクシーメーターは2つあるんだけど!?

タイのタクシーには2つのメーターが存在しています。

1つは距離メーター。
走る距離ごとに金額が加算される一般的なものです。
初乗り料金は2019年4月時点で35バーツで統一されています。

そしてもう1つが時間メーター。
これは乗車している時間ごとに加算される、日本では馴染みがないメーターですね。
車が渋滞していて動かないときもかかりますし、運転手がトイレに行きたいとトイレ休憩で停車しているときも動き続けます。
動きを観察していましたけど、だいたい2分で3~4バーツ程度上がっていくようになっているみたいです。まあそういうものだと思ってください。

この2つの合計がタクシー料金ということになります。

あとはチップが少しプラスでかかります。だいたい5~7バーツ程度。
本当に生真面目なドライバーさんなら請求すらしませんが、なれなれしい人だと自分でチップの値段を決めておつりからその分を抜いてしまいます。

請求しない良いドライバーさんには、逆にその好意に対して多めにチップを支払ってしまいたくなりますね。現に僕はそうしていましたw

タクシーで知っておきたい話

タイの有料道路を通る場合はその都度請求される

タイの主要道路では、有料化されている道路も結構あります。
これは運転手がわざとそういう場所を通っているのではなく、そこしか道がないという事を私たち旅行者は理解しておかなければいけません。

有料道路の金額は様々で、20バーツのところもあれば50バーツのところもあります。
ドンムアン空港から市内に入るのであれば、だいたい合計70バーツ程度は運賃のほかにかかります。
料金所が見えてきて運転手さんが何か言い始めたら、有料道路料金について言っていると思ってください。そしてそっと100バーツ渡しておけばOKです。
おつりはその場で返してくる人もいれば、最後にまとめて清算する人もいます。

100バーツ札を多めに持っておこう

タクシーの運転手は、意外とおつりを持ち合わせていないことも多いです。
特に1000バーツ札からだと、「おつりがない。待っているからコンビニで両替してきてくれ」なんて言われてしまうことも・・・

その場合、コンビニに立ち寄るのにかかる時間と距離の料金が無駄にかかりますので、なるべく100バーツ札は多めに持っておきましょう。

深夜はなぜか安くなるタクシー料金

これも日本では考えられないような話なんですが、タイのタクシー料金は深夜帯になるとなぜか安くなります。
おそらく渋滞がなくなる為、到着時間が早くなるのが原因だと思うのですが、昼間だとだいたい250バーツ程度かかる区間が深夜だと145バーツですんだことがありました。
え、タイでは深夜料金は逆に安くなるの!?と驚いたものです。

ヒッチハイクは無理だと思う

タイのバンコク市内はタクシーが街中の至る所を往来していますし交通量も多いため、ヒッチハイクをするのはかなり難しい環境にあります。格安旅行をしたいバックパッカーにはあまり向かないでしょうね。

田舎になると、交通量が急激に減ってきますからもしかしたら停まってくれる人もいるかもしれません。ただし、ド田舎になると車は120kmぐらいの速度で走ってます。
まあ、機会があれば挑戦してみてください。

 

さて、ここまで見てくれた方に感謝の意を込めて、タイのタクシーで失敗しない方法について紹介しようと思う。

前述したとおりタイのタクシーでは現地の人と旅行客に対する料金の違いが問題になるわけですが、これを解消する方法がひとつある。それは、

現地で利用できるタクシーアプリ、Grabを使う方法です。

Grabでは審査に合格したドライバーだけが登録できるようになっており、ぼったくり価格で乗客を乗せるとすぐにその資格がはく奪されるようになっています。

なので、適正価格でタクシーに乗れるというわけですね!なんてすばらしい。

まあデメリットとしては、これで予約をした場合は高確率で相手から電話かチャットが入るという点。
しかし、わざわざタクシーを呼び止めてく値段交渉する必要もなくなるし、スムーズに行き来するにはもってこいのアプリです。

こちらの方が実際に使った使用感をまとめてありましたので参考にされてみてください。
>>配車アプリ「GRAB」をタイで使って分かったメリットや注意点

登録方法
>>https://www.lehman-miler.com/2018/04/grab.html

使いこなせば確実に役に立つアプリなので、これは挑戦してみるべきですね。

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