結婚手続き

【タイ国際結婚】タイの役場で結婚手続きをする方法解説|タイでの手続きを先にする場合

タイ人のパートナーと国際結婚をする際には、日本で先に結婚手続きをするかタイで先に結婚手続きを行うかで必要なものが変わってきます。

今回はタイで先に結婚手続きを行う場合、在タイ日本国大使館が発行する結婚資格宣言書・独身証明書を入手した後のお話です。

やることを順番に説明すると

  1. 結婚資格宣言書・独身証明書(英文文書)をタイ外務省領事局にてタイ語に翻訳、認証してもらう
  2. タイの役場に行って結婚手続き、結婚証明書を2枚もらう
  3. 結婚証明書とタビアンバーン(原本)をもって”配偶者の本籍地”で氏名変更。姓変更証明書をもらう
  4. 姓変更証明書を持ってタイ外務省領事局に行き、配偶者のパスポートの名前を変更

こういった流れとなります。

あ、①でこれだけは知っておいてください。

タイの役場での結婚手続きには、日本人側のパスポートのコピーの翻訳&認証が必要な場合がありますのでご注意を!

これは後で詳しく書いておきますが、ひとまず順にここでは①と②体験談を絡めながら解説していきますね。

1.タイ外務省領事局でタイ語翻訳・承認

タイ外務省総領事はバンコクの中で比較的ドンムアン空港寄りの場所にあります。

結婚資格宣言書・独身証明書を取得した後向かう事になります。在タイ日本国大使館と外務省領事局の位置関係を見るとこんな感じになっています。

地図上では車で約22分となっていますが、領事局前の道は混み合いますので40分は見ておいたほうが無難です。最悪1時間ぐらいかかる可能性も考慮しておいてください。

 

写真データがふっとんだので復旧出来たらUPしますが、外務省総領事内でできる事は次の通り

外務省総領事内の簡易案内
  • 1F・・・入って左手はコンビニとカフェ、右手は食堂
  • 2F・・・正面に翻訳屋2軒、左手はタイ人のパスポート受付、右手奥の方に進むとコピー屋さん。
  • 3F(2F翻訳屋裏の左手側の階段を上る)・・・認証手続きの窓口

※特記備考

  1. コンビニでボールペン(青2本入り15バーツ)が買えます。忘れたらここで
  2. 食堂の利用は食堂入口から入って右手に窓口があり、窓口で100バーツのチャージ式食券を購入、配膳のおばちゃんにおかず2品を頼んで食券渡して決済。残ったチャージ分は窓口で返金してくれます。
  3. コピーは1枚5バーツぐらいだったかと(少し記憶が怪しいですが)

また、ここで持っていくものは次のとおりです。

外務省に行く際に必要になるもの
  1. 結婚資格宣言書(英文)←タイ語に翻訳・認証
  2. 独身証明書(英文)←タイ語に翻訳・認証
  3. パスポートのコピー←タイ語に翻訳・認証(※これは場合によって必要になるものなので、結婚手続きを行うタイの役場に確認した方がいいかも)

外務省領事局でリアルに起こったこと

1日目(翻訳依頼)

まず、入り口付近では翻訳屋が数人張り込んでいて、外国人連れのタイ人を見かけるや否や
「何しに来たの?書類見せて。翻訳家でできるよ。900バーツで2日後できあがりね」という感じで売り込みをしてきます。

子供連れのおばさんに強引に食堂に連れ込まれて、いきなりそんな話をされました。
強引なセールスは流石に嫌ですね。お断りだよ。

で、次に2Fの正面の翻訳屋さんに翻訳いくらかかるか確認してみました。
すると、翻訳は1100バーツで2日後のできあがり。

高いじゃねーかwww

さっきのおばさんの方が200バーツほど安かったな・・・でも信頼できそうになかったな・・・。他に・・・ほかにもっと安いところはないのか?

とおろおろと探していたところ、2Fで翻訳あっせん屋さんらしき黄色い目立つ服を着た、インド映画に出てきそうなヒゲのおっちゃんが声をかけてきたので相談。

すると

「今日中なら1000バーツ。2日後なら800バーツでできるよ」

来た!好条件!

ここには何度も来たくないと思ったので当日を選択。依頼するとこちらの書類をもって足早にどこかへ行ってしまうおっちゃん。

40分ぐらいかな?翻訳文を持っておっちゃん戻ってきました。
お金は後払いだったけど、書類持っていかれてたので身動きが取れなかったよ。少し怖かった。

しかし、これで今日中に認証の手続きまで行ける!

と思ったら、認証窓口は15:30までで終わってる罠。
しかも今日は金曜日だよ。

結局週明けに回すことになり、急いでやってもらった意味はなかった。

翻訳はどこが安いか事前にいろいろ調べていたんですが、詳しく書いてあるブログの「200バーツで済んだかも」という情報は勘違い。
200バーツは翻訳1枚当たりの値段なので、結婚資格宣言書・独身証明書の翻訳には少なくとも800~1100バーツはかかります。

週明け2日目(認証受付)

日を改めて、朝から外務省領事局の3Fにて認証の手続きを行う。
ボールペン忘れて1Fコンビニで購入し、用紙を書いて案内窓口へ。

↑受付後の用紙。紙が残ってたのでUP

案内窓口では書類を簡単にチェックされ、番号札を渡された。
呼ばれたら受付窓口に書類を提出。

認証には受付に書類を渡した日を含めて3日かかるらしい。
800バーツ払って領収書をもらって終了。

1000バーツ札で支払ったら、領収書に200バーツがホチキス止めされて返ってきたよ。外国っていろんな意味ですごいね。

認証受付から3日後

午前中に書類をもらいに行ったら、翻訳間違いが大量にあると指摘されて大慌て。

おっちゃーーーん!!

午前中早い時間に取りに行ったのが幸いだった。午前中に再提出したら午後3時には認証終わると言われ、翻訳を請け負ってくれたおっちゃんに電話。

↑間違いはあったが親切にはしてくれたので一応紹介しておこう。電話してみて(笑)

 

電話したら出てくれた。すぐに修正すると言い、紙を回収してバタバタ走っていった。

本気で焦る出来事だったわ。

無事に受付窓口に再提出を終えたが、15:00まで何もやることがない。
外務省領事局は交通の便が悪く、周りにはショッピングモールも何もないから時間を持て余すー。4時間ほど食堂で時間を無駄に過ごしてたら、外では雷雨発生。滝のように雨が降ってる。

認証終わったら近くの役場に結婚手続きをしに行くつもりだったので焦りが募る。

午後3時になった!窓口に書類を受け取りに行き、コンビニで買った雨ガッパを着て豪雨の中役場に行こうとするが、道路が冠水しており、タクシーも無理と判断。歩いて22分と出てる!間に合うか!?

2.タイの役場に行って結婚手続き

さて、話の途中ではありますがまた少し解説しますが、結婚資格宣言書・独身証明書の翻訳と認証は終わりました?
翻訳と認証が終わったら、いよいよタイの役場に行って結婚手続きを行うことになります。

ここまでの道のり、かなり面倒でしたがようやく・・・。

で、結婚手続き自体は配偶者の本籍地でなくとも最寄りの役場で行うことができます。タイ国内ならどこでもいいです。

必要となる書類は次の通り

タイの役場で結婚手続きをするのに必要なもの

日本人側

  1. 結婚資格宣言書(タイ語翻訳・認証済み)
  2. 独身証明書(タイ語翻訳・認証済み)
  3. パスポートコピー(タイ語翻訳・認証済み)※注意 おそらく役場によります。

配偶者側

  1. IDカード
  2. タビアンバーン

タイ外務省領事局から最寄りの役場は徒歩22分。ちなみにこの辺は競争率高すぎてタクシーは捕まらない。

領事局との位置関係

こちらでも手続きが可能です。では、実際に起こったことに戻ります。

タイ役場でリアルに起こったこと

認証を受けた当日の出来事

突然の豪雨で道路が冠水。ひざ下10cmぐらいまで水が来ていたものの、タイに残れる日は明日まで!なんとしても今日中に行かねば!

時刻は午後3時15分。徒歩22分の位置に役場があるなら間に合わないこともない!

ただ、滝のような土砂降り!

誰もが雨脚が弱まるのを待ち、領事局を出ようとしない中、嫁さんと一緒に大雨の中突撃かましました。

途中、通行する車から発生する波しぶきを浴びたり、膝まで沈む水たまりの中を嫁さんをおんぶして渡ったり、現在地を確認するために雨宿りしてスマホで地図見たりしながら、午後3時50分ごろに役場に到着!

間に合った!

傘をしまい、カッパや濡れた靴下やらを脱ぎながら受付に滑り込む。

で、手続きしようとしたら

結婚資格宣言書、独身証明書の他に、パスポートの翻訳・認証されたものが必要とのこと。

頭真っ白。

そんな情報無かったぞ!!!!

翻訳は当日に済んだとしても、認証に3日かかる。明日には日本に帰らないといけないのに!?

こうなりゃあれだ。

ヘルプ!お助けキャラ!

そんなご都合主義な存在いるわけ・・・・いた!

役場の廊下に中年のご夫婦がいて、領事局のおっちゃんの経験から、その手の裏技知ってるんじゃないかと思って尋ねたら。知ってた。

おばちゃん曰く「私に任せて。明日中に翻訳して認証して結婚手続きまでやってあげる。4500バーツで

 

もはやタイ特有、お金を払えばなんとかしてくれるお助けキャラの存在にも慣れてきたぜ。

ちょいと高いが、もう任せるしか道はないよね。頼んだぜおばちゃん。

 

余談だが、帰りのタクシーを捕まえるのに1時間かかった。ここは領事局の前以外はタクシー捕まるの本当に難しいよ。

翌日、ドンムアンの役場へ

そんなこんながあって、翌日の朝にドンムアン空港のすぐそばの役場に来るように連絡があった。

到着を知らせる電話をしたら、20分ほどでおばちゃんも到着。

パスポートのコピーやら署名したりしながら、窓口の人と楽し気に話すおばちゃんを待つこと40分。

結婚手続き完了。

お金を払えばなんとかなる。それがタイの結婚手続き。そんな気分になっちゃったよ。
おばちゃんは外国籍の人の結婚手続きに慣れているようで、私たちの他にもオーストラリア系っぽい男性の結婚を手伝ってました。そして帰る間際にももう1組お客が来てました。
タイではお助けキャラは元手なしで儲かる仕事なんだろうね。

予想外に時間とお金はかかったが、結婚手続きと嫁さんの短期滞在ビザ取得まで都合10日で完了。思えば日本での書類集めからすさまじい道のりだった・・・。

ワンポイントアドバイス

タイで結婚手続きをする場合、最低でも7日以上は日にちがかかると思っておいた方がいいです。私の場合トラブルなどで10日かかりました。最短で5日ぐらいで終わるんじゃないかと踏んでましたが、渋滞に巻き込まれて時間に間に合わない!みたいな事が高確率で発生します。
可能であれば10日以上は滞在する気でいた方が無難だと思います。
姓変更などはタイの配偶者側だけで手続き可能ですので、結婚手続きが終わった時点で日本に帰っても大丈夫です。

この続きはまた後日。

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