タイではコロナウイルス患者が2021年の4月から急激に増加しました。それまでは毎日数十人単位で推移してましたが、突如としてこの上がりよう。
反政府活動で集団でわいわい騒いだり、カンボジアからの出稼ぎ女性たちの密入国(帰国)でコロナ患者が発見されたり、いろいろあったんですが、
ここまで増えたことはなかった。
タイでいったい何が起きているんだ!?
というわけで、今回はタイのコロナ事情について書いていこうと思います。
目次
コロナウイルスが流行した主な原因は?
コロナが流行したのは、人の流れが元に戻ったことが原因と言われています。
タイでは世界的なコロナウイルスの流行を受け、水際対策として外国人の入国を厳重に取り締まりました。
そして国内でも人の流れを抑制し、最低限の経済活動を行ってきました。しかしそれにも限界があります。
タイはここ数年、多くの外国人、特に中国人を中心とした観光業で経済が潤っていました。
日本や韓国・オーストラリアなどの国からの観光も多く、様々な場所で他国の人を見かけていましたが、入国が制限されているため全く見かけなくなったと言います。
観光業は壊滅的な打撃を受け、多くの人が職を失う事になりましたが、それに対する政府の支援は限定的。抽選のようにしてもらえた300バーツ配布政策なんかでは全然足りないわけです。
で、生活に限界が来た人たちが通常の生活を始めたわけです。
コロナにかかって苦しむ(運が悪ければ死ぬ)か、お金がなくて死ぬか
多くの人は、そのどちらかしかない状態にまで追い込まれました。
そして多くの人たちが街にあふれ、生活を取り戻そうと経済活動を開始した結果が今の状況。というわけです。
タイのワクチン接種はどのように進んでいるのか?
タイのワクチンは、シノバックが中心です。
シノバック(中国メーカー)です。
なんでシノバックが大量に入っているかというと、中国と仲良しの政府が関係してます。
日本人はご存じの通り、中国のワクチンはコロナウイルスに対する効果が低いとされています。免疫効果は40~60%程度とされていて、一部では水ワクチン(水と同じで打っても効果がないという揶揄)と囁かれています。
タイの人々にとってもこの評価が一般的で、実際にシノバックを優先的に摂取した医療関係者の多くがコロナウイルスに感染したという件も大きく影響を与えています。
その為、世界的に人気のワクチンであるファイザー、モデルナを希望している人が多く、中国ワクチンを打ちたくない人たちが続出。結果として、最初の方に導入されたシノバックの多くは使用期限が切れて液体からゼリー状に変貌し、政府筋が「これは塗る事で効果がある」とかなんとか言い始める始末。
ファイザー・モデルナワクチンは政府と軍と警察が優先
以前どこかで書きましたが、タイの軍政権で重要なのは、政府と軍と警察です。
ファイザーやモデルナなどの効果が高いとされるワクチンは、こういった方々が最優先に摂取することになるのは当然の帰結。
タイの一般の人々は、病院側が独自ルートで仕入れたファイザーを1000バーツ支払って接種する(シノバックは無料)機会があったぐらいで、病院に関係する一部のお金持ち・権力者が優先してファイザー・モデルナを打っているような状態。
感染爆発を受けた結果、背に腹は代えられないとばかりにシノバックを打ち始めているのが現段階だと言われています。
ちなみにシノバックだけでは効果が薄いとわかっているのか、最近はシノバックとアストラゼネカを混ぜたものを使用するのが一般的なようです。混ぜていいのかそれ?
あと、8月末現在は田舎より都市部でワクチン供給に遅れが生じているという話も聞きます。
シノバック+アストラゼネカのワクチンの接種が進んだ時、どのぐらい感染を食い止めれるかという状況です。
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